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御 挨 拶
延岡市医師会会長
牧野 剛緒 |
このたび4月1日より会長に就任しました牧野です。
我々の延岡市医師会は大きなテーマが2つございます。1つは医師会病院の健全たる運営です。医師不足という厳しい医療環境の中で県北の中核病院としての宿命を受けて、会員施設からの紹介並びに夜間急病センターの後方支援病院として今後も安定的な維持確保に努めなければならないということがあります。もう1つは、救急医療の充実です。医師会は、初期救急医療体制の充実に向けて様々な努力を続けております。日曜・祝祭日の在宅当番医においては、午後5時までの診療から午後6時までの1時間の延長を行いました。さらに、夜間急病センターの毎週土曜日午後の診療を開始し、昨年の10月からは毎週金曜日の深夜帯から土曜日の深夜帯の診療を新たに開始しております。しかし、県北のこの医師不足の現状では、夜間急病センターでの365日深夜帯診療は非常に困難であります。これからは、県北の救急医療として日向市東臼杵郡医師会との連携を密にする必要性を痛感しております。また、夜間急病センターについては、このたび宮崎県地域医療再生計画においてセンターの増改築に予算が計上されております。現在、検討委員会を立ち上げ、市民の皆様へ、よりよい救急医療を提供できるよう協議を重ねているところです。
県立延岡病院に消化器内科医と神経内科医が不在となり、平成21年2月より時間外消化管出血の輪番制が県立延岡病院を含む4病院で開始しました。全国でも異例となる医師会員による輪番制であり、平成22年9月まで合計114名(0.18名/日)の患者が搬送されました。また、脳血管障害患者の輪番制は平成21年4月より延岡市医師会病院を含め会員の5施設で開始し、平成22年3月まで合計642名(1.17名/日)の患者が搬送されました。この輪番制はあくまでも応急的な措置であり、一刻も早く県立延岡病院の医師確保をお願いしたいと思っております。
昨年の9月に延岡市は「地域医療を守る条例」を制定しました。近年、少子高齢化が急速に進展するなか、「将来にわたって市民が安心して医療を受けることができる体制を確保するとともに、市民の健康長寿を推進するため」を目的としており、我々、医師会もその趣旨に賛同し協力していきたいと思っております。
3年目を迎える特定健診・特定保健指導、さらにはがん検診、予防接種等も会員施設において実施しています。近年、ワクチン投与の重要性が注目されています。乳幼児のヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、子宮頚癌など多くの癌の原因となるヒトパピローマウイルスのワクチン、成人肺炎球菌等があります。市民の皆様には自分の健康は日頃から管理し、かかりつけ医のもとに健康の維持が必須です。その為、市民への健康教育と予防などの啓発運動を行います。また、当医師会は看護師確保のための養成所として延岡看護専門学校の運営をおこなっており、県北の医療を守るためには看護師の確保にも努めております。
最後に我々延岡市医師会は、県北の医療を守る為に県立延岡病院との連携のもと医師会病院を中心として、県北の皆様の安全、安心の生活を守っていきたいと思います。以上、私の就任のご挨拶とさせて頂きます。